本誌vol.8では、とちぎ国体の直前企画として、中学生たちが雑誌作りに挑戦しました。
いつもはなんとなく見ているだけの雑誌の誌面がどのように作られているのかを、構成からインタビュー、写真のセレクト、原稿作成と、一連の作業をすべて体験してもらいました。
企画を通してトップ選手たちに話を聞くことで、自分たちは何を紹介したいのか、読者のみんなにはどんなことを知って欲しいのかなどを考えるのは、なかなか難しかったようですが、生徒たちは短い時間のなかでがんばって制作を進めてくれました。
【生徒たちの感想】
「日常でよく見る雑誌は、いろいろな情報がたくさんのっていて、とてもワクワクします。それを今回、実際に体験してみて、1つ1つのこだわりや、たった1ページだけでも作るのが大変なことを知りました。私たちが一生懸命つくった1ページを、いろんな人にみてもらいたいです」
「写真がとても重要なので、選ぶのが結構難しかったです。みんなで協力して作成した雑誌だったので、いいものができてよかったです」
「予定を決めるところから入り、最終確認までの作業はとても大変でした。インタビューでは選手に会って雑誌に載らないような話も聞くことができたり、とても珍しい体験ができたのでうれしかったです。インタビューで聞いたことを雑誌に載せるとき、読んだ人が内容を理解しやすいように変えたりするのが難しかったです。夏休み中で全員で集まることが難しく、少人数で作業をすることもあったけれど、実際に完成した雑誌を見て、今回の体験ができてよかったなと思いました」
「今まで雑誌を作りたいとずっと思っていたので、今回体験できてとてもうれしかったです。今まで雑誌はもっと簡単につくれるかと思っていましたが、自分がやってみるととても時間がかかってしまい、とても難しかったです。文章を考えるときに、質問に対して答えが少し違ったり、写真をどこに並べるかなどを考えるとき、位置がずれてしまうだけで印象が大きく変わってしまうので、慎重にていねいに選びました。完成したときの達成感はとても大きかったです」
「強く印象に残っているのは、夏休み中にインタビューに行って内容と短くまとめて、写真と合うように並べたことです。このような体験は今後ないと思うので、やってみてよかったです。大変なこともたくさんありましたが、素敵な経験になりました。今回学んだことを将来のお手本にしていきたいと思います」
夏休みの課題や、それぞれの部活、塾などで忙しい合間の限られた時間で作り上げた誌面。
ぜひ本誌をお手にとってじっくりごらんください。
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本誌ではたびたび、小・中学生の子どもたちが選手にインタビューをする「子ども記者体験」企画をおこなっています。
プロとして活躍する選手や、その競技のスペシャリストに直接お話を聞くことで、新しいスポーツの一面や舞台裏を知ることができ、さらに楽しくスポーツを観戦したり、自分たちの部活動にも役立てることができればと願っています。